―知人からの紹介で、2022年7月よりWill Standをご利用されていますが、その頃はどんな課題を抱えていましたか?
私が手離れし、ナンバー2の存在が現場を回して自走してくれることを課題としていました。
具体的には、当時、現場の社員が「自分たちでやる」という意識ではなく、会社に「やってもらう」というマインドが強く、何か問題が起こっても「会社がやってくれなかったからだ」という発想になってしまっているなと。
―なるほど。
現場のリーダーでも問題を自分たちで解決するという意識が希薄だからこそ、それを行う人の考えていることや苦労を理解していないという状態でした。
それと、以前に私が作ったマニュアルを社員が自分たちで使いやすいように整理したものでさえ、現場スタッフが活用しきれていないことも課題でしたし、ひと言で言うと、私と現場スタッフが「チグハグしていた」というのが問題でした。
―課題は明確に分かっていながらも、それを社長自ら解決するのは難しかったのでしょうか。
そうですね。事業を拡大していくにつれ、私1人で全てに対応することは時間的にもキャパシティ的にも限界にきていました。
幹部やリーダー育成を外部の方の力を借りたいと思っていた時にWill Standさんを紹介され、無料でバランスシートを作成して頂けるのと、既存のマニュアルに手を加えて頂けるとのことで、まずは3か月、お願いすることにしました。
―無料でバランスシートを作成し、フィードバックをするのは、なかなか他社では見られないサービス。そのサービスを受けて、どのような感想を持たれましたか?
私と現場を取り仕切るスタッフとの間に“意識のギャップ”があるとは以前から思っていましたが、それが想像以上でしたね(笑)。
これまで私としては意識的に、現場の環境作りについて想いを伝えてきたつもりでしたが、そこまでスタッフには伝わっていなかったという気付きがありました。
―薄々気付いていたとはいえ、可視化することでそのギャップが明確になったと。
はい。バランスシートで課題を可視化して頂くことで、スムーズに現状を把握することができました。もし私が主導していたら、社員が遠慮して心の内を打ち明けてはくれなかったでしょうから、やはり第三者に入って頂くのは大切だなと。
ギャップが明確になったと同時に、取り組むべき課題が明確になったことが重要なポイントでした。その1つが、既存のマニュアルを現場で十分に使えていないことも表面化しました。
―その原因とは?
以前のマニュアルは、私が土台を作ったものに当時の社員の思いを入れて作ったものでしたが、その社員がいなくなってしまうと、新しく入ってきた社員にとっては「会社から与えられたもの」という意識になってしまったのだと思います。
自分たちが作ったものではない、つまり”自分ごと”になってないというのが原因だったと思います。
―今回、Will Standがマニュアル作りのお手伝いをして何か変化はありましたか。
実は、最初の打ち合わせの際、既存のマニュアルに手を加えて頂けるとお聞きしたことも、Will Standさんにお願いした決め手の1つでした。
新しいマニュアルでは、項目に分けたり、視覚的に分かりやすくして頂いたことで活用しやすくなりましたし、社員の意見を盛り込んでマニュアルを作成して頂いたので満足していますし、社員も納得いくものになっていると思います。
―社員が自分たちで作ったからこそ、皆が納得できるマニュアルが実現したのですね。
はい。ただ、マニュアルに関して一番難しいのは”浸透”ですので、その点は今後、私自身も十分に意識しつつ、Will Standさんと一緒に取り組んでいきたいテーマです。
―薄々気付いていたとはいえ、可視化することでそのギャップが明確になったと。
はい。バランスシートで課題を可視化して頂くことで、スムーズに現状を把握することができました。もし私が主導していたら、社員が遠慮して心の内を打ち明けてはくれなかったでしょうから、やはり第三者に入って頂くのは大切だなと。
ギャップが明確になったと同時に、取り組むべき課題が明確になったことが重要なポイントでした。その1つが、既存のマニュアルを現場で十分に使えていないことも表面化しました。
―その原因とは?
以前のマニュアルは、私が土台を作ったものに当時の社員の思いを入れて作ったものでしたが、その社員がいなくなってしまうと、新しく入ってきた社員にとっては「会社から与えられたもの」という意識になってしまったのだと思います。
自分たちが作ったものではない、つまり”自分ごと”になってないというのが原因だったと思います。
―今回、Will Standがマニュアル作りのお手伝いをして何か変化はありましたか。
実は、最初の打ち合わせの際、既存のマニュアルに手を加えて頂けるとお聞きしたことも、Will Standさんにお願いした決め手の1つでした。
新しいマニュアルでは、項目に分けたり、視覚的に分かりやすくして頂いたことで活用しやすくなりましたし、社員の意見を盛り込んでマニュアルを作成して頂いたので満足していますし、社員も納得いくものになっていると思います。
―社員が自分たちで作ったからこそ、皆が納得できるマニュアルが実現したのですね。
はい。ただ、マニュアルに関して一番難しいのは”浸透”ですので、その点は今後、私自身も十分に意識しつつ、Will Standさんと一緒に取り組んでいきたいテーマです。
―その他、Will Standのサービスとして、実地研修を実施。実際、社員に何か変化はありましたか?
現場社員の意識が大きく変わり、当事者意識を持つようになったと思います。
会社に「やってもらう」という意識から、「自分たちがやらなければいけない」という意識に変わったことで、初めて自ら壁にぶつかり、私に解決策を求めるような質問、例えば「どうすれば解決できるでしょうか」「どう伝えれば、あの人に伝わるでしょうか」といった、当事者としての質問を投げかけてくれるようになりました。
以前なら私に「これを解決して下さい」と言ってくるだけだったので、Will Standさんの指導を受けて大きく成長していると感じます。
―個別面談ではリーダー社員に対して、数字的な部分や経営の部分をできるだけスキルに落とし込むというサポートも行っていますが、その点に関してはいかがですか?
以前は私が経営の数字的なことを説明しても、社員はただそれを聞くだけで、私が言っていることが頭に入っていないという印象でしたが、今は会議での発言が大きく変わってきました。
―どのように?
自分たちで現場を回すようになったからこその質問や発言が出てくるようになったんです。
そういう時、まず私は「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と皆に考えさせるのですが、それに対し「こうしたらいいんじゃないでしょうか」と意見が出るようになって。前なら質問もなければ、解決策を考えるところまでいかなかったので、そういった点でも成長が見られました。
―それは嬉しい変化ですね。療育の現場で働く社員には、経営のことはさておいて、経験豊富な立場の人が集客を増やすこともあり得ます。もちろん、そういう存在は必要ですし、人には適材適所がありますが、経営面の理解を深めることでより会社の力になれるのではと。
ではWill Standご利用後の、社長と社員様の距離感や関係性に変化はありましたか? ご利用当初に作成したバランスシートを見た際には、「想像以上にギャップがあった」と、おっしゃっていましたが。
Will Standさんが社員に私の想いを伝えて下さったり、アドバイスやご指導をして下さるおかげで、そのギャップは小さくなりました。
それに、私が直接「こうして欲しい」と話すことが減って、社員の意見や話を聞くことに集中できるようになったので、社員との関係性が良くなった実感があります。
―昨年、まず3か月間Will Standを利用されて、さらに6か月を継続されましたが、何が決め手になりましたか?
Will Standさんのコンサルティングは、実際に療育の現場を担っている方がされているので、とても説得力があります。例えば、これまでは会社としての「あり方」を重点的に考えていましたが、Will Standさんは会社の理念も大事にして頂いた上で、具体的に「やり方」を指導して下さるので、社員はスムーズに理解しやすいんだと思います。
個別指導に関しても具体的なスキルから抽象的な戦略まで、視座をあげていただくよう総合的に見てもらえました。3か月で人が変わるのは難しいですが、それでも芽は出てきたかなと。そう実感できたので継続してお願いすることにしました。
―福井社長ご自身にも変化がありましたか?
社員の問題だけでなく、私自身の至らない部分にも気付くことができたこと。そして、Will Standさんに入ってもらったことで、今後見据えている、事業の拡大といった経営者としての仕事にフォーカスできているので、Will Standを利用して本当に良かったなと思います。
これまで色んな立場の人に入って頂くことはありましたが、Will Standさんのように、第三者でありながら私と同じ視点を持って下さるところは、そう無いです。ぜひ同業の方におすすめしたいですね。